安全保障関連法案は憲法違反という意見があるが、その通りだと思う。
法的安定性を軽視しているという点も、そんな気もする。
憲法改正してからが筋だが、時間がかかるだろうし、
日本の周りの国を見渡すとそうも言っていられないということなのだろう。
日本は戦争しない(自衛の戦いはやる)という大前提のもと、自由、民主主義、
人権といった基本的価値を共有する国々と防衛協力(同盟)して抑止力を高める、
という至極真っ当なことを、それこそ粛々と進めているだけではないかと。
安部総理談話より抜粋。
・二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。事変、侵略、戦争。
いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、
もう二度と用いてはならない。
植民地支配から永遠に訣別し、すべての民族の自決の権利が尊重される世界に
しなければならない。
先の大戦への深い悔悟の念と共に、我が国は、そう誓いました。
・自由、民主主義、人権といった基本的価値を揺るぎないものとして堅持し、
その価値を共有する国々と手を携えて、「積極的平和主義」の旗を高く掲げ、
世界の平和と繁栄にこれまで以上に貢献してまいります。
自民党の第47回衆議院選挙(平成26年度)の、自民党重点政策2014より抜粋。
・「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備に
ついて」(平成26年7月1日閣議決定)に基づき、
いかなる事態に対しても国民の命と平和な暮らしを守り抜くため、
平時から切れ目のない対応を可能とする安全保障法制を速やかに整備します。
・日米同盟強化を進めるとともに、アジア太平洋地域における同盟の抑止力を
高めるため、「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)を見直しつつ、
同盟国・友好国との防衛協力を推進します。